いつかの “あの時” を詩に託します。
あなたの“心のふるさと”とも重なる風景がありますれば。
目次
24.2.20 #銘_生きる姿勢
淡々と許し、飄々と舵を取り、黙々と行学絶やさず、
真面目で在れ。人生を最昂に旅せよ。
24.1.21【詩】_ショートホープ・ライト
本文を掲載した投稿はこちら。
24.1.7 #悟_谷底のごとき1年前
怖れまい
生かされた身で
足るを知り
23.7.29 #花火大会_家族と共に
見届けた
火の鳥よ 終の
閃きを
夜空は去れど
此処に灯ろう
23.7.14 #連日のスイカ_夕食のデザート
脈々と
匂い立つ真っ赤
スイカの香
23.5.29 #自宅ベッド_深夜の目覚め
打ち寄せる
カーテン 夜風よ
潮の香は
23.5.14 #妊娠祝い_振り返り
産声に
わが腕は
震えたりし
23.5.7 #登山_回想
白山や
道すがら咲く
忘れじの 花
色褪せぬは
久し友のよう
20.11.27 #正論_異論
清流(正流)に
立ちはだかりし
岩(違和)の哀れ
16.1.22 #河口湖畔_脈動
明けの富士
枯木を咲かせむ
湖へ(声)伝う
15.12.31 #塩竈神社_偶然の出会い
慈しむ
表参道
歩まねど
15.12.30 #宮城県松島_福浦港桟橋を歩く
松島や
我が足音を
聞きもせず
13.8.26 #帰り道_月
見上げるうちは 地に足つかず
足元ばかり見ては
首は痛んで腰まで曲がる
前をみれば 後ろが気になる
やがて疲れたまぶたは 勝手に閉じる
そうしてようやく ほら
こんなにも心地良いのを忘れて
まぁた こりずに見上げた月の
ぶっきらぼうなことよ
13.6.23 #風呂上がり_夜涼み
天蓋は一面の雲海
優しい月明かりの黄色と
夜の深い青に染め抜かれ
清爽と澄み渡っている
夜風がすり抜けざまに
火照った肌の境界を外していった
わたしである感覚を忘れさせて
わたし自身を時間にした
13.5.6 #社会人_出立の折
一礼の後
振り返らないのは
反射する夕陽が
こそばゆくて
小っ恥ずかしくて
あまりに霞んでしまうから
ひたすらの感謝を一歩にかえて
眩し過ぎた 出立の夕暮れ
13.2.26 #高野山熊谷寺_写経
曲がり曲がりくねった
幹から芽吹かん
経(今日) 我が呼吸でこそ
字(自) 足り得るのみ