とっさの危険に声を張り上げたら、なんとこどもはその場で動けなくなりました。
先日初めての胃カメラ(鼻から)をしました。
麻酔中から看護師さんにずいぶん大変な検査だと恐怖をあおられ、緊張しましたが…。やってみると、まさに喉元過ぎればなんとやらというやつで案外すんなり私は大丈夫なタイプでした。というのも幼少からの耳鼻科通いで5~10分程度の鼻からの挿入は我ながら慣れたものです。結果は幸い特に大きな異常はなし。ただ驚いたことに、軽い逆流性食道炎の兆候がありとのこと。てっきりもう少しオーバーな年代の病気と思っておりましたが…。!!原因は何でしょうか?と尋ねますと、「経年劣化ですネ(キッパリ)」とのこと。30代はじわじわ年齢パンチが効き始める時期だと諸先輩から聞いておりましたが、なかなか衝撃をうけるできことでした。これからは素直に認めて自分の身体をいたわってあげようと思ったのはいうまでもありません。体の変化に応じて認識も素直に変えていくことが必要ですね。
さて、今回はわたしと娘に起きた一幕のお話です。
ある朝、家族みんなで車ででかけるときのことです。わたしと妻は出勤、こどもたちはこども園に向かう駐車場でそれはおきました。
駐車場で発進待ちの車がありました。気にはなっておりましたが、絶妙なタイミングで案の定、4歳の娘が急にその前方へ飛び出しました。とっさに怒号のごとく「こら危ない!!戻りなさい!!」とわたし。よくあってはいけませんが、誰しも近いご経験のあるヒヤリハットかと思います。
ところでこのとき、私の声に子供たちはどういう反応したと思われますか。
正解は、車の前方付近で“そのまま止まって動けなくなり”泣いてしまいました。
その場にいては車が発進してきて危ないことは本人も十分にわかっています。なぜ引き返さずにその危ない場所で止まってしまった?がわたしの疑問でした。
あとで娘にわけを聞くと、お父さんに怒られて怖かったから、とのことでした。それを聞いたわたしは日ごろからの接し方を大いに反省せざるを得ませんでした。なぜなら車にひかれるかもしれない迫りくる最優先の危険よりも、助けようとした父の怒号に娘はそれを上回る恐怖(危険)を感じたからです。これでは助けようとしても本末転倒です。恐怖は冷静な思考を止めてしまうのだと思い知らされました。
今回のことは恐怖体験として子供の記憶に残り、結果的に危険を回避するように学習することでしょう。しかし、同じ回避でも思考の構造がおかしくなると、“なんのために”という自分の蓄積のためにもっとも大切な要素が欠落した“見掛け倒しの学習”になってしまうのではないでしょうか。これは将来何においても物事の本質をとらようとすることができず、取り繕うだけの癖がついてしまう非常に危険なものだと感じました。
大人である私には、こどもの行動を常に予測し、落ち着いて声掛けをすることが理想です。安心した心理状態で考え納得してもらう接し方が必要でした。これは職場で上司が部下に、先輩が後輩に何かを伝える際にも同様に非常に重要な姿勢とも思いました。
子育ては私自身にも鏡のようにはね返ってきます。やはりとてもエキサイティングな日々の営みだと思った次第です。まあ何はともあれ無事で本当に良かったです。
いよいよ暖かくなってきまして、衣更えも完了しました。去年大胆な断捨離を決行しまして、ふたを開けると夏ものがTシャツ短パンしかありませんでした。30歳も過ぎてさすがにラフなカッコだけも心許ないので、ちょっとはやりのパジャマスーツ的なものを購入いたしました。これで在宅勤務にもメリハリがつけば…!明日到着の予定でとても楽しみです。
今日もお付き合いありがとうございます。
ではまた。