ほうれん草嫌ーい。
そうかほうれん草、苦いもんな。
じゃあ、そのほうれん草どうやったら食べれるか考えよか。
最近のマイブームは簡単自家製ドリンクです。飲むヨーグルトと100%ジュースを5:2ぐらいで割る、“なんちゃってラッシー”がうだるような暑さのなかに生き返る息吹を与えてくれます。すこし縦長の陶器のグラスに氷をいれて、カランカランとかき回せば風鈴のような音もまた涼しげに感じられます。おすすめはアップルマンゴーかパインあたり、そう常夏南国路線がど定番でしょう。おなかの調子も整い、夏バテにも内側から援護してくれそうな頼もしいドリンクです。
今日のお話は食べものの好き嫌いのお話です。
…ご自分のことを棚に上げて子供たちばかりを叱りつけてはいませんか?(笑)
ちなみにわたしの苦手はそら豆と金時豆です。ところがこれらは出現確率がとっても低い!まず遭遇することがないのが救いです。(幸いなことに。)
さて、ここで我が家の食卓のルールについてご紹介です。嫌いだから一口もたべずにごちそうさまという行為は固く禁じられております。たとえ泣こうがわめこうが叫ぼうが、それを理由に椅子から降りることは同じく許されておりません。それでも無理に禁を破ろうものならば、大好きなハンバーグがまだお皿に残っているなどの一切の事情は無視されたうえで、その場で当人の食事は強制終了となります。
そのあと仮に他のみんながデザートタイムに移行しても、もちろん当人は参加できません。また次の食事の時間がこれば何気なくありつけるようなこともなく、次の当人用の食事は出てきません。食事権利復活のためには、口を付けずじまいとなった料理に再挑戦いただく他はないシステムを採用しております。…文字におこしてみると一見ものすごく厳しいように見えるかもしれません。でも実際は決してそんなことはないのですよ。
なぜなら、問題にしているのは“一口も口をつけないこと”だけです。もちろん決して好き嫌い自体を悪としているわけではありません。
さて、次はその立法趣旨のお話です。
最も身近な存在である家族のメンバーがあなたのことを思って用意した食事に対して、個人的な好き嫌いを理由に軽々しく手を付けないという感受性の無さがあまりにさみしいからです。嫌いなものは当然あります。そうなのであれば、同じく当たり前のようにどうやれば食べれるのかを考えましょう。一口は食べてみましょう。相手の行いに応えるような、たとえ小さくともありがとうを行動でしめすことを大切にしたいからです。
ですので、夕食ではよくこんな会話があります。
キッズ:ほうれん草嫌い。
わたし:そやなーほうれん草、苦いもんな。じゃあ、どうやったら食べれるか考えよか。
キッズ:うーん、今日はマヨネーズかけてみよっかな!
なんともまあこんな感じで、食べ始めてしまえば案外全部食べてしまうことがほとんどです。その際しっかり行動を褒めることも忘れません。好き嫌いの好きが多くなれば、いつもご飯が楽しいことばっかりになるねーいいねー、なんていいながら、ぱくぱくいってくれます。なんだかんだ子供は素直だなーと感心してながら、自分の心も洗濯させてもらっています。
…なお、“食事で遊ぶ”という行為も、我が家では同様の立法趣旨で同罪となります(笑)。
最後になりますが、数日前から卓上花が、胡蝶蘭になりました。ミディという小ぶりな品種で7つのお花がついていて一枝で¥700-です。花言葉は「幸運が飛んでくる」。胡蝶蘭といえばとても家に飾るようなジャンルではない高級なお花のイメージでした。これが家に飾れていること自体がめぐり合わせ、すでに幸運だねぇなんて思う次第です。
今日もお付き合いありがとうございます。
ではまた。