不思議なことですが、…ひらめきと結びつく…
これが“リラックス”あるいは“ぼーっと”している状態の画期的で魅力的なところです。
募金のために家計の見直しを進めています。ただし目的はこれ1つではありまえせん。がん(癌)由来の手当金が近々終了ということも重なり、くしくもわが家の将来を再考すべきタイミングとなりました。節約といえば、やはり何もしなくても毎月余剰金が生み出せる固定費の圧縮ができれば万々歳です。…が、そこは家計簿を付けて早6~7年の財政。残念(?)なことに、すでに通信費や電気代はそこそこスリム化を実現しています。やはり変動費。少額ながらも地道な管理をもってコントロールせざるを得ないフェーズということがよく分かりました。
ことわたしたち夫婦においては、お互いこれといった趣味や物欲がまあ無です(笑)。強いて言うならば、Amazonプライムの映画鑑賞程度でしょうか(月額500円程度でしょうか)。生活費以外の個人的な出費はほとんどありません。そのため精神的に堅苦しい思いをしてまで生活費にメスを入れることをこれまで敬遠していました。しかし方針転換を決定した以上、そうは言ってられません。外食、自炊、日用品、雑費、etc…。あらゆる項目&方法で支援の原資を寄り集めながら、末永い財政とすべく、アイデア実践型のプロジェクトが今月より始動と相成りました。ここで注意すべきはあまりにも切り詰めすぎて、みんな日々の活気や潤いがなくなるようでは本末転倒だということ。ファミリーとしての生活を満喫しながら、地域の支援も継続できる前向きなアイデアが求められます。
そしてそういう意味では、節約だけがアイデアではありませんでした。支援の原資を稼ぐための活動をインプットとするならば、支援であるアウトプットの形を募金以外に考えることも一計です。例えば、県内の観光地へ貯めたお金で遊びに出かけることも一つですし、それを募金と併用することもできます。あるいは観光にとらわれず、普段の消費物資を支援地域特産に切り替えるなども1つの選択肢となるでしょう。
…と、こんなかんじに、行動(アウトプット)を変えたいときには、その精度を高めるためのアイデアが欠かせません。まさに暗い電球に明りがともるようなビビッと来るひらめきが頭に欲しいわけですが、さて皆さんはどのようにしてその瞬間を作り出していますか?
仕事のときを想像してみましょう。ある課題を打破するためにデスクに張りついたまま一人で悶々と考え抜くあなた。時計は定時をとうに過ぎています。しかし、思考は堂々巡りのまま時間だけが無常に過ぎていく…。「あー!!!!もういい!!!」…はい、ここでクイズです。次の選択肢の中から、ひらめきに適した行動を選んでみてください。
1,今日は飲みにでも行くか!
2,さっさと帰って風呂でサッパリしよっと。
3,もう頭が回らん、寝る…。
4,帰りのバスに揺られているうちに閃くのでは・・・!?
5,わたしは激怒した…、かの邪知暴虐の課題をなんとしても取り除かねばならぬと…(まだ粘る)
さぁ、いかがでしょう。なんとなく、5は違うだろうとお考えのことでしょうが…(笑)。
正解は、、、1~4の4つ、5以外の全てです!!さぁ、これらには共通するポイントがあります。それは、はあなたの頭が“リラックス”あるいは“ぼーっと”している状態になることです。
ここで書籍を紹介します。『学びを結果に変える アウトプット大全:樺沢紫苑(著)』、わたしがうつ病対策とアウトプット技術のトレーニングを兼ねてブログを開始するきっかけにもなった一冊です。「現実世界はアウトプットでしか変わらない」に始まり、全80項目のアウトプットの手法を著者の本職の精神科医の視点から紹介しています。
さて話をひらめきのクイズに戻しますと、1~4は本書で“創造の4B”と呼ばれる行動に該当します。1はBar(お酒)、2はBathroom(入浴中、トイレ)、3はBed(寝ているとき、寝る前、起きたとき)、4はBus(乗り物、移動中)と、それぞれの頭文字Bに由来します。裏付けやエビデンスも本書に記載がありますが、ここでは割愛します。
さて書籍の紹介はこのあたりにします。ここからはわたしの実体験ベースです。実際にどの“B”が活用できるのか(自分にとって合うのか)、については個人差がありそうです。全て試してみましたところ、どうやらわたしにとっては2のBathroom(入浴中、トイレ)が最もしっくりきています。直近の活用ケースでは、先日応募した詩の作品のフレーズ考案などがそうです。必死に半日考えてもパッとしなかった脳みそに、入浴してものの12分程で舞い降りてきました(それでこの程度の文章か…、とは言わないでください(笑))。あまりの効果の高さに正直、デスクに詰めて姿勢を正しながら考えるのはちょっと馬鹿らしいぐらいの所感さえあります。
またもう一つ発見があります。先日、「自分は“生きている”のではなく“生かされている“」という感覚が芽生えて一生モノの救いになったのもベッドに入って5分後ぐらいの出来事でした。ただ今回違ったのが目的意識の有無です。入浴の例ではひらめこうと意図して行動しましたが、ベッドのケースではそうではなく頭の片隅(もはや心の引き出しの中)で静かにしていただけです。不思議なことですが、記憶メモリの割と新しい部分にさえあれば唐突にひらめきと結びつくのです。これが“リラックス”あるいは“ぼーっと”している状態の画期的で魅力的なところです。リラックスすれば心と体がリフレッシュできることは言うまでもなく、さらにひらめきまでもたらすのですから、こんな一石二鳥な行動を使わない手はないでしょう。自分の心や体の仕組みを理解することは、気づけば風のように過ぎ去っていく日々に、まさに“思いもつかない”実りを生み出すことになるのです。
さて終わりに近況報告ですが、まもなく新しい抗がん剤がスタートすることになりました。ただ、決して今の治療に何かトラブルがあるわけではありません。幸いにも健康状態(QOL)が良好なので、体の耐久力がある今の内に治療の選択肢を増やしたいという前向きな試みになります。とはいうものの、結果によっては今後の人生の時間や治療の選択肢の幅を狭めてしまう大きなイベントです。いかんせん不安の払拭には行動あるのみ、このところは暇さえあれば病気の勉強をしていました。“正しい知識は前向きな心構えへと導いて心を救う”、というのが感想です。なんとなくがん(癌)についてもそうであるように、人生のいろいろな場面には共通する考え方や立ち振る舞いがあるように思います。またそんな話題にも触れられればと思います。
今日もお付き合いいただきありがとうございます。
ではまた。