23.8.18【幸せってなんだろう、ってなったとき。】_幸せのルールブック。(後編)

同じ花でもいろんな咲き方_ハイビスカス

あなたは自分物語の“作者”になれていますか。

山登り&キャンプ関連情報を漁っているとなんとも言えず心が躍る今日この頃。そういえば元気な頃はこれぐらいの時期(この投稿の執筆は11月頭です(笑))に会社の有志で白山(石川県)に毎年登りに行っておりました。午前2時にふもとに集合して、往復11時間ぐらいかけて標高2,702Mを日帰りします。頭にヘッドライトを付けて真っ暗闇の中を進む山道は一歩先に危険がつきまとうまさにサバイバルそのもの。さらに見上げると星の無いところを探す方が難しいほどの満点の星空が広がります。ワクワク感と緊張感のミックスがわたしの人生の1ページを力強い筆圧で書き記している実感を与えてくれました。ただし当時は財布の都合上装備は必要最低限であり、テントや火器の類はお店で想像を膨らませるにとどまっておりました。しかし闘病生活で痛感したのは、やりたいことはやれるうちにやっときなさいということ。もう一度登る爽快な日を夢見て、今は胸と財布を膨らませることに努めます。

さて、前回はユニセフのアンケートを発端に考えることになった「幸せ」についての続編です。モノに恵まれているにもかかわらず、心で幸せを感じられにくいというのがの日本の子ども達の現状…。もしかするとこのままでは我が子の将来もそうなるやもしれない!?。シンプルなのによくわからない「一体どうしたら幸せになれるのか」について考察します。気づけば前回の投稿からいつの間にやら3か月弱も経過していてびっくり(笑)

1つ目は、「幸せ(の最重要条件)ってなに?」です。経験則からたどり着いたのは「自分自身の直観が望むようにいる(する)」ことです。ポイントは“直観”です。何を今さら当たり前のことを(笑)、と思われるでしょうが侮ることなかれ、これは大きな決断になればなるほど案外難しいことなのです。

例えば、Aさんと結婚するのは幸せかどうかを考えてます。容姿端麗だから?有名企業に勤めているから?気を使わなくていいから?優しいから?とてもお世話になったから?そろそろ結婚する年齢だから?色んな理由や要因があります。これらは全て合理的な理由です。合理的というのは、皆の賛同や納得度が高い事柄のことです。また誰かに認められるという性質上、言葉で具体的に言い表せれる内容になります。しかし、ここで注意しなければなりません。これらはいくつ集めてもあなたの幸せの“断面”たちに過ぎないのです。もっと言うとあなたの心の全てを知ることができない他人が客観的に判断するための理由であり、すなわち他人にとって理解するための価値たちなのです。こうして自分自身にとってもまるでそれらが価値の全てであるかのようにいつの間にか錯覚していきます。その結末こそが満たされない状態、つまり幸福度の低さの正体です。

しかし大事なのはあなたにとっての価値であり、自分にとってどうかという主観的なものに違いないでしょう。真正面から芯を捉えてドーンと全貌へ響き渡るものこそ唯一“直観”だけだと思うのです。ですので先の例に当てはめるなら、なんとなく好きだから、とか、なんかタイプだから、という方がより精度の高い理由だと言えます。合理的な理由は幸せそのものとは混同せず、周囲を納得させたり、リスクを考慮(困難に備える)するために活用するのが適切な活用方法でしょう。あなたの望みを知ることができるのは世界中にあなたしかいません。あなたは自分物語の“作者”になれていますか。主人公か脇役か、正義の味方か悪役か、それら全てはあなたの自由なのです。

 2つ目は、「より幸せを感じやすいのはどんなこと?」です。調べてみると、「自分のためよりも、他人のために行動する方が幸福度は高まる」ことがわかりました。(これは北米で行われたある実験によります。詳細リンクはこちら。)この法則を聞いて、自分より幼い兄弟や後輩のお世話をして、感謝されたり褒められるたのがとっても嬉しかった経験を思い出しました。「ボランティア活動」も精神的幸福感という対価をきちんと得られる活動者自身にとって合理的なものだと理解することができました。さらにこの実験結果の興味深い点が、「行動する前は、事実と逆の結果(自分のために行動する方が幸福度は高い)を予想している」ことが多く、また「貧富や年齢の差があっても傾向は変わらない」ことです。つまり、万国共通の法則なのにみんな知らないのです。“情けは人のためならず”これはたとえ話や慰めではなく、紛れもない事実そのものなのです。

3つ目は、「幸せを高めるにはどうすればよい?」です。「幸せ」を要素分解&公式化してみました。ざっくりまとめると、「直観に従った願いを叶えるべく、自分自身で蓄える力(A)と周囲の味方に助けてもらって得る力(B)の、それぞれ運命のイタズラの影響後に残った合計を増やすこと」です。皆さんの実感とはいかがでしょうか?
~要素分解&公式化~
・「幸せ」
=「自分自身の直観が望むようにいる(する)」
=「願いの成就」
=A.B(願いを叶えようとする力) × 神様サイコロ
=A.(正しい行動パワー)×神様サイコロ +B.{味方パワー}×神様サイコロ
=A.(目的性×量×継続)× 神様サイコロ + B.{C.(信頼)×共感人数}×神様サイコロ

=A.(目的性×量×継続)× 神様サイコロ + B.{(C.信頼性×信憑性×親密性÷自己志向性) ×共感人数} ×神様サイコロ

~用語解説~
・神様サイコロ:神のみぞ知る、運命のイタズラ的要素。出目は-∞ ~ 0 ~ +∞。
・A.(正しい行動パワー):自分自身の行動により実現に作用する力。
・B.{味方パワー}:周囲の味方により実現に作用する力。
・A.(正しい行動パワー)=A.(目的性×行動×継続)
目的性:行動の方向が合っているかどうか。
行動:実行した行動の量。
継続:行動を続けた時間、期間。
・B.{味方パワー}=B.{C.(信頼)×共感人数}
信頼:あなたが周囲の人に認められている程度。
共感人数:あなたを信頼(応援)してくれる人の数
C.(信頼)=(信頼性×信憑性×親密性÷自己志向性)
信頼性:正当かどうか、真実かどうか。
信憑性:約束を守り行動してくれるかどうか。
親密性:親しみがあるかどうか。
自己志向性:自分の事を優先して考える程度の強さ。
※信頼についてはすでに世に公式があり、こちらの本で知りました。詳細は、*書籍一覧へ。

 ところで、実はこの約3か月弱のうち、2か月ほどは無気力状態が続いており、全然幸せを感じられませんでした。何も前向きな活動ができず試験勉強も中断してしまい、心機一転何か変わるかもと買った問題集はきれいに並べっぱなしです。そもそもこの試験勉強を始めた理由は、仕事の営業に役立ちかつ給料が上がるからです。しかし、病気の状態から営業への復帰は当分厳しいことが現実として理解しました。すると、何かものすごく無駄なことのように思えてきてしまいます。ただ4月ごろから始めてある程度の蓄積もあったものですから、途中でやめるのももったいない。そんな中で病状も好転しないという苦しい気持ちのはざまで無気力に陥っていたのでしょう。状況や自分の望みは変化します。しかし、固定概念や損得勘定に囚われてエンジンのかからない心にムチうつ状態が幸せを感じることができない状態なのだと、こうして文章を書きながら振り返っています。別に始めたことをほっぽり出してもいいじゃない。いったん肩の荷を下ろして、心を楽にしてあげます。また気が向いたときにやればいいのです。

 絵空事のように聞こえるかもしれません。「そんなの仕事やったらそうはいかないでしょ!それでも社会人ですか?!」と叱られそうですよね(笑)。信義に反しますか?無責任ですか?そんな時、今なら自分にこう言い聞かせます。「自分じゃないと本当にその仕事って回らないですかね?」幸か不幸か、ほとんどは他のメンバーの手でどうとでもやってくれます。わたしはいわゆる職人や選手の類いではないですが、パフォーマンスに十分なコンディションから遠く離れたままでは、提供できるものもあなたを鏡のように写してはしまわないでしょうか。

大体は急な話なので、それなりに周囲に迷惑もかけるでしょう。叱られたらいいじゃないですか。迷惑かけやがってと罵られればいいじゃないですか。別に評判が下がってもいいじゃないですか。もうそんなことに後髪を引かれる時点で、正常な判断ができていないぐらい追い込まれていると言っても過言ではないのです。例えば、ミクロン単位で設計&作動する最新ロボットでも調子悪いときは止めてメンテナンスしますよね。そんなハイパーロボよりもはるかに精密で高難度な仕組みの解明すらされていないのが人体というトンデモ機構ですよね。なぜ自分だけはノーメンテナンスでいける!と思っていたのか…、わたしは当時自分のことを随分とお高く見ていたなと恥ずかしくさえなります。有難いことに紛争もなく、食事にもありつける状況なのですから、わざわざ自らの手で恵まれた命を不幸にすることは無いのです。ある程度休み始めてしばらくすると、病気でなければ不思議とまたみなぎってくるものです。(こうして、久々の更新にようやくこぎつけました。めでたし、ありがたいことです。)

今日もお付き合いいただきありがとうございます。
ではまた。

理解は爽快_崖っぷち

 

投稿者:

buoyutto_jin

For. My Reader... 1990年生まれ/神戸出身/心身ともに男性/4人家族子供2人(男女比2:2)。 家族からの呼び名はダウアン。(キッズ達により命名) 社会人9年目の2021年にうつ症状で休職2か月。再発対策でブログの開設を思い立ちました。回復して働き出すも束の間、まさかの翌年6月に5年生存率15%以下の希少癌が発覚(ブログに記載あり:My Home Is Sweet.)。以後、闘病生活にいそしんでいます。 それでも、わたしは幸せです。日々幸せは心の持ちようでいかようにも決まります。そんなわたしの心の軌跡をここに書き残します。   For. My Family... いつか読んでほしいけど、本当は読んでほしくない。 読まずとも幸せに過ごす毎日を願って綴る、未来の我が子へおくる父のバイブル。

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