マスク、まだしばらくは手放さない方がいいかもしれない。
こんにちは。昨日は能登半島を震源とする6強の地震がありましたね。そのあとも５強レベルの余震が続ぎ、しばらくは油断できない状況が続く見込みです。今回の揺れは我が家は無事でして、物が落ちることもなければ、火災などの２次災害にも遭うことなく、幸い安全を確保できております。
さて、病気がわかった昨年とはうってかわって、わたしの今年のＧＷはとってもわくわくでにぎやかです。なぜなら関西に住む私の家族３人が我が家へ遊びに来てくれたからです。そしてお出かけイベントでお子達大興奮を期待して、とある地方の遊園地へ行きました。どうしてもわたしの世話に手が取られて、日ごろはがまんの時間が増えがちなお子達。なんとか主役の座をプレゼントしたいと日ごろから思っていました。そこで大人の人数が多いことを利用して、思い切って車椅子状態ですが挑戦してみることにしたのです。
結果としては初夏のさんさんとした日差しの下、大人も子どもも大満足で過ごした一日となりました。もともとは地震のあった子どもの日をわたし以外は予定していました。ですが「天候の良いことがわかっている今日のうちに行こう！」と、わたしが一日前倒しに半ば強引に開催するようだだをこねたのが功を奏しました。まさに”思い立ったが吉日”です（…遊園地にカレー屋さんが入っているのですが、実はその日どうしてもカレーの口になっていたとういう個人情報は内緒です(笑)）。
遊園地は混んではいたものの、５分１０分並べばだいたいの乗り物は乗れるような具合でした。子供たちにとっては遊園地デビューとなり初めての乗り物にどれも興味津々。回転する空中ブランコで爽快に風を切ったと思えば、同じく回転系のややハードな乗り物で顔面ぐちゃぐちゃの大泣きにされたりと全力で楽しんでくれました。
そんなアトラクションの中の１つ、２歳児も親子同伴で乗れるような飛行機型の回転系の乗り物に妻とお子達２人の３人で乗った場面のお話です。わたしは乗らずに柵の外から見守れるポジションをキープしていたのですが、催してしまいやむなくトイレへ向かうことにしました。まだ順番待ちで並んでいるのでスタートするまでには戻れるだろうと思いました。ところがわたしもこんな体になってからの初めての遊園地のトイレデビューであり行ってみると心臓バクバクです。人ごみをかいくぐり、個室便器にたどり着き少し届きにくいカギを締め、外から聞こえる乗り物が発進するブザーとわたし自身の我慢が限界に近づくブザーに焦りつつ、体勢と呼吸を整えて尿瓶を出して…。たかがトイレがアトラクションのようなスリルと冒険なのです。その結果、なんとか無事終えることができましたが予想以上に時間がかかり、戻り支度を始めたころには家族が乗る番のブザーが鳴り響いていました。さらに焦りながら急いで身なりを整えます。しかしどうしてか焦るといつもの簡単に上がるジッパーが急に敵になったようにかみ合いません(笑)それでも急いで急いで呼吸も乱れつつ重い扉を開けて、次はトイレへなだれ込んでくる人ごみの壁を通り抜けて、ようやくもがくようにたどり着いたトイレの出口のその先で見たもの…。それは小さな飛行機に乗り込んだ３人が、満面の笑みで私に手を振りながら仲良く空を飛ぶ光景でした。
３人の背中が向こうに回り込んで消えていくのを見送ります。するとその瞬間、つらい闘病生活やそれに重なる自分の夢と目標、子どもたちのこれまで歩んだ成長の日々が走馬灯のように感じたのです。…まったく今日はまだマスク自由化の解禁前でほんとうによかったと思った次第です。30代になってか色々とずいぶん緩むものです、まだしばらくは手放さない方がいいかもしれません。滲んでほとんど見えない両目のまま、次はわたしも一緒に乗る日を固く誓い手を振り返しました。
余談ですが、お昼は念願のカレーを希望通りの大盛でいただきました。どうも最近は別腹扱いかと思うほど、ことお米がいくらでも食べられてしまいます。のりたまふりかけと混ぜ込みわかめ、キムチ＆納豆に高菜漬けに辛子明太子。冷蔵庫にならぶスタメンが増え続けるごはんのお供ですが、まだまだ募集中です。
今日もお付き合いありがとうございます。
ではまた。
